音楽の日々から〈Ⅴ〉　グレートマスター　チェリスト青木十良氏のレッスン

ーソルフェージュスクールの思い出ー

それからは、ご自宅へ伺ってのレッスンの他に、目白にあるソルフェージュ・スクールへ、弦楽器のアンサンブルのレッスン通いが始まりました。沢山のスコアを持ち、一日みっちり、先生の言葉を一字一句聞き漏らすまいと聴講しました。

「本質をやりなさい！」と、いつも胸のポケットには、辞表を入れておられ、レッスンの前は、必ず皆が出す音や演奏をホールのドアの手前で聴いて、皆の状態を調べ、何を指摘するべきか考えておられるのでした🎻

ー私の下の二人の子供達ー

その頃、ジュニアフィルハーモニーオーケストラ公演のお手伝いがあったり、常任指揮者　山本直純先生のジュニアの子供達へのレッスンの聴講もしていて、下の二人の子供達は小さくて、大変な時期でした。

ソルフェージュスクールには、一日がかりなので、子供達を一緒に車に乗せ、絵本やスケッチブック、あや取り、コマ等おもちゃまで持参し、レッスンの間、他のお部屋で遊んでいました。

事務の方が、可愛がって下さり、お昼休みは、先生も可愛がって下さり、感謝でした💟

ー次へ続くー