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    小学生の時に、ルドルフ・ケンプのようになると思った私でしたが、偏差値というものが生まれた中学時代は最も辛く、毎日何をやっているのかわからない日々で実感がなく、ピアノのレッスンに通えばとてもつまらなくて、他に何かあるのではないかと、通訳に憧れたり、挿し絵画家に憧れて描いてみるものの、食べては行けないレヴェルだと思い知りました。

     

    楽しかったのは、合唱クラブの時間と、行き帰りに道々お喋りして帰る、友達「モリ」との時間だけでした。

     

     

    高校に入って、自分の目指したい事をはっきり自覚・認識し、三年生の秋、自分自身の決断で芸大に行く事を決めました。

     

    その時に谷先生にレッスンして頂く事になり、その指し示すレヴェルの高さに緊張しましたが、決して私を否定する事なく、常に母のように温かく励ましてくださる事に驚き、感激し、卒業しても、最後までずっとお世話になりました。

     

    音楽には厳しいが、私が弾いている間中、美しい声で歌って下さり、励ます、優しい先生でした。

     

     

    谷先生の師は、ウクライナ生まれのピアニスト、レオ・シロタ氏。

     

    谷先生の前に、現藝大名誉教授、小林仁先生にもつきましたので、「あなたの流派は、ウィーンの音楽とロシア・ウクライナのカンタービレの融合ですよ。私を通してレオ・シロタの音楽があなたの中に流れ始めた事を今、確認しました。自覚し、意識してほしい。」と仰いました。

     

    今でも、まだまだ沢山教えて頂きたい事はあり、時々、ピアノを弾く手を止めて、先生なら、何と仰るだろうと思うのです

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