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    金曜日、今日も母の病院に行く。

    車で迎えに行くと、95歳になったら急に動作は遅くなり、待たせた事のない母が、支度に時間がかかるようになってきた。

    先週、担当医が休診だった為に、診て頂いた医師から、栄養指導を提案された。

    足の浮腫が酷く、体操をするようにと言われれば「好きではないからなかなかしない」、浮腫は塩分が原因と言われれば「最近は、殆ど調味料使ってない」と言い、食事記録を栄養士に分析を頼んで栄養指導を受けてと言われれば「自分で好きな時に好きな物を食べるから良い」と言い、医師は、苦笑して「言うこと聞かないね」と仰る。

    老年期にも反抗期はあるのか…にこにこと笑顔でお上品に、やんわりと全て拒否する。

    ああ、可愛くない…隣でハラハラ…結局、医師は私に向かってこう仰る。

    「同居してないって!この歳で一人は無理よ!無理!」すると「一人で気楽、自由だから元気でいられますの、ホホホ」と母(自由とは曲者だ)。「大体、親から遠くへ引っ越すなんてね~」と、今度は私をチラッと見て言う💢

    ここは黙るが勝ち😡

    とうとう医師が「元気ったって、浮腫んでるし、腎臓も悪いし心臓もでしょ!そうも言ってられないからね」と仰り、私は栄養指導をお願いした。

     

    母は、五年前に医師から勧められ、自分の希望でペースメーカーを入れた。

    外出時、歩いている時に不整脈が出て、道で休み休み帰宅した事があり、不安を訴えたら担当医から薦められたのだ。

    手術が終わった時、医師から「これからは、ペースメーカーの力が80%、自分の力は20%で生きている状態」と告げられた時には「あらぁ、死ねなくなっちゃったわ~」と言うので、医師が「は?大丈夫。心配しなくてもちゃんと終わる時は終われるから。」と真顔で慌てて仰った😂

    先日、ペースメーカーの定期検査で異常無し、電池は後三年持つとの事。

    検査室を出て開口一番「しっかり食べて体力つけなきゃね!三年経ったら電池交換するんだから!」ですって!…それって98歳なんだから!

    凄い気力と勢いである。強くて逞しい男気の母。

    そんな面に憧れて母の元に生まれると決めたのかな…

    栄養指導の先生からは、食べ過ぎ、カロリーオーバー、40代の働き盛りの男性と同じ位食べているから、内臓に負担がかかっていると驚かれ、年齢と、腎臓や心臓を配慮した食事のプリントを頂いた。綺麗な写真が入って楽しいプリント💓

    「体操して、食事はこれを見ながら作ればいいわね」と言うと「あなた私に説教してるの?💥」と言う💨

    苦笑するしかない母。いえ、やっとため息と苦笑で済ませられるようになってきた私。

    もう、母への執着がなくなり、楽になってきた。

     

    ペースメーカーが入っているので、母には対面では出来ないので、リモートでのパワーストーンヒーリング施術になる。

     

    又来週の金曜日には、桜は散っているだろう🌸

    一時住んでいた町田の家の近くの桜をぐるぐると回って母に見せながら、来年もこの母と娘は桜を見れるのかな~と美しい桜の道を帰るのだった。